7月28日午後、地震が発生した際、私は午後の外来診療中でした。非常に大きな揺れに襲われ、立っていることも難しいほどで、これまで経験したことのない恐怖を感じました。
院内におられた患者さんには、揺れがおさまった後、安全を確認したうえで一旦ご帰宅いただきました。また、余震への備えも考慮し、その日の診療は予定より早く終了することといたしました。
幸いにも、当院周辺では一時的な停電を除き、大きなライフラインの被害はありませんでした。そのため、発災翌日から通常どおり診療を再開することができました。
私は10年前の熊本地震を経験しておらず、今回が人生で最も大きな揺れの体験でした。そのため大きな動揺を覚えましたが、当院のスタッフは終始冷静に対応してくれました。スタッフの提案により、パソコンや医療機器などの破損しやすい物品を手分けして床へ移動させ、安全対策を講じてから帰宅することができました。スタッフの落ち着いた行動には大変助けられ、感謝しています。
また、熊本の皆さまが前回の震災の経験を生かし、慌てることなく冷静に行動されていたことも印象的でした。私自身も、浴槽に水をためておくことや、就寝時にスリッパを枕元に置くこと、非常持ち出し袋を玄関に準備しておくことなど、災害への備えを改めて徹底しています。
今回、震度の大きかった地域では、かかりつけ医療機関が休診となったため、当院を受診された患者さんもいらっしゃいました。被災された皆さまのご苦労を思うと心が痛みます。
写真は震災前に設置した待合室の飾りつけです。今年は花火大会などのイベントが中止される可能性が高く、大変残念です。被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早く平穏な日常が戻ることを願っております。当院は引き続き地域医療に貢献してまいります。